じばいげんき
じばいげんきは、カネコ種苗という老舗メーカーのキュウリの品種です。
名前の通り、地這い(じばい)でも元気に育つ品種で、
特別な管理をしなくとも、放任気味でキュウリを育てることができます。
支柱などの資材を使って上に伸ばしていく立木栽培と比べると、
栽培難易度は低く、簡単にキュウリが育てられます。
■じばいげんきの特徴
・地這い栽培のメリット、デメリット
キュウリの立木栽培は、支柱などの資材が必要です。
また、支柱に絡ませ、整枝・摘心などの管理が必要なので、手間がかかります。
立木栽培の方が収穫数が伸び、
形の良い品質の高いキュウリを栽培しやすいですが、
家庭菜園で趣味として育てるのであれば、
地這い栽培の方が簡単で、どなたでも育てられます。
じばいげんきは、地這い栽培を想定した品種なので、特におすすめです。
立木栽培でも育てられますが、支柱を使うならば、別の品種の方がおすすめです。
■じばいげんきの栽培のコツ
・土作り、植え付け
植え付けの2週間ほど前には苦土石灰や化成肥料、
堆肥を入れてしっかり施します。
キュウリ栽培は水を多く必要とするので、水もちの良い土作りを心がけましょう。
植え付けの適期は外の気温が18度頃になった頃です。
関東圏や西の方では、4月の中旬すぎがベストです。
・管理方法
親づるは3~5節で止め、子づるを3~4本伸ばしていきます。
その後、子づるは10~15節で摘心し、孫づるは基本的に放任で育てます。
やや茎葉が混み合うようなら、適度に摘除します。
・水やり
晴れている日は株元にしっかりと水を与えてください。
夏場の乾燥を防ぐために、マルチングなどをするのも有効です。
・肥料
収穫がはじまったら、株元に一握り程度の化成肥料を与えます。
追肥は約10日に1度が目安です。
・収穫
じばいげんきの収穫適期サイズは約20センチです。
地這い栽培は立木栽培と比べ、形がやや曲がりやすいので、
収穫適期になったらすぐ収穫するようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方