親づるの30cmくらいの高さまでは、わき芽を取ります
キュウリ栽培では「芽かき」という作業が必要です。
芽かきとは、わき芽(側枝、子づる、孫づる)が出てきた時に、
不要なものを取り除くという作業です。
キュウリ栽培では、芽かきはいつ、どのようにするのでしょうか。
[キュウリ 芽かき時期]
■キュウリ 芽かき時期は?
キュウリの芽かきを行う時期は、栽培期間中に大きく分けて2回あります。
最初は、生育初期の頃、その後は栽培後半となる生育中期以降に行います。
・生育初期
キュウリの苗を植え付けた後、少しすると親づるが伸びてきます。
この親づるの葉のわきから発生するわき芽は、子づると呼ばれます。
キュウリには節成りタイプや飛び節成りタイプのものがありますが、
どの性質の品種でも、親づるから発生するわき芽をすべて芽かきする、
ということはありません。
これは、親づるから発生したわき芽(子づる)にも実がつくためです。
また、子づるについた葉を確保して、
葉数を増やして光合成量を増やすことができます。
では、いつ芽かきが必要になるかというと、
親づるの下位部分からわき芽が発生した時です。
親づるが少しずつ伸びてきた頃、下位葉からわき芽が発生します。
わき芽が出てくると、とても嬉しい気持ちになりますが、
そのままそのわき芽を育てると、キュウリの体力が続かず、生育不良になります。
親づるの30cmくらいの高さまで、あるいは5節~7節あたりまでは、
わき芽をすべて芽かきします。
わき芽を手の先でつまむようにして、取ってください
それより上に発生したわき芽(子づる)は芽かきせず、摘心する場所まで育てます。
5節~7節より上は、摘心する場所まで育てます
・生育中期以降
親づるから発生する下位葉のわき芽は芽かきしますが、
その後に発生するわき芽(子づる)はそのまま育てます。
その後、その子づるからもわき芽が出てきます。
この子づるから出るわき芽を孫づると呼びますが、
この孫づるは、基本的に放任します。
ただ、状況によっては、孫づるを摘心したり、芽かきすることもあります。
あまりにも繁茂している場合は、
つるを整理するために孫づるを芽かき、摘心します。
キュウリの5節~7節までも育てると実ります。
親づるの調子が悪いときは、下の葉も育てて収穫しましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方