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このように萎れさせると、キュウリの体力を消耗させてしまいます
キュウリは気温が上がってくると、つるの伸びも良くなり、次々と実をつけます。
この状態になると、水分をたくさん欲しがるようになります。
多い時には朝と夕方の2回、水を与えないと、追いつかないということも多いです。
そんなキュウリですが、水やりをする時間帯は、
いつでも良いのでしょうか、効果的な時間はあるのでしょうか?
[キュウリ 水やり時間は?]
■キュウリ 水やり 時間
キュウリの水やりを行うのは、朝か夕方です。
日中は気温が高いため、水を与えるとかえって調子を崩す原因となります。
朝と夕方といわれても、何時を指すのかが曖昧ですね。
キュウリ栽培に適した水やりの時間とは、何時頃なのでしょうか。
朝6時~8時の時間帯に水やりをするのが一番良いようです
・朝与える
植物の水やりの基本は、朝です。
午前中と書かれていることもありますが、
朝の時間帯に水を与えることで、徐々に気温の上がる午前中から夕方まで、
しっかり光合成して生長することができます。
ただ、朝といっても、人によって思う時間帯は様々です。
早朝の5時と考える人もいれば、11時でも朝は朝と思う人もいます。
キュウリ栽培では、6時~8時の時間帯に水やりをするのが良いといわれています。
梅雨が明けた後なら、早朝の5時台でも構いませんが、
植え付けから梅雨が明けるまでの間は、5時台では気温が低すぎる場合があります。
土が冷えているところに冷たい水を与えると、根が傷む原因になるので、
あまり早すぎるのも良くないです。
かといって、遅い時間帯に水を与えると、すでに気温が上がっているため、
今度は蒸れの原因となります。
そのため、キュウリ栽培の期間中を通して、6時~8時に水やりをするのがお勧めです。
8時頃までであれば、まだ日差しもそれほど強くないので、
日中のように根が蒸される心配もありません。
17時以降に水やりを行うのが良いでしょう
・夕方与える
キュウリは日が暮れた後につるや実を生長させるため、
夕方に水やりをした方が良いという意見もあります。
もちろん、生育ピーク時には、朝だけでも足りないということも出てくるため、
基本は朝に水やりをするという場合でも、夕方に水やりをすることがあります。
この時も気になるのが、やはり時間です。
15時を過ぎれば夕方だと考える人もいれば、
夕暮れとなる時間が夕方だと考える人もいます。
キュウリ栽培は、夏がメインの栽培時期となります。
夏の15時はまだまだ暑く、日差しが強いこともあります。
そのような時間に水やりをすると、
水を含んだ土が煮えたようになったり、蒸れやすくなります。
日が陰って涼しくなる、17時以降に水やりを行うのがお勧めです。
ただし、夏の西日は強烈なので、西日のあたる場所では、遮るようにします。
西日の当たる場所だと、夕方であっても土の温度が上がりやすく、
根傷みしやすい環境となります。
葉焼けの原因となる水滴
■水やりの注意点
どの時間帯に水を与えるとしても、注意したいのが水の勢いです。
キュウリの生長点から雨のように水を与えると、
見た目はとても涼しそうに見えますが、色々な危険が潜んでいます。
朝の水やりで頭から水をかけると、葉に水滴が残ります。
この水滴に光が当たると、葉焼けの原因となり、
光合成がうまくできなくなるので、注意してください。
果菜類は、株本近くに水をあげます、こちらはNG例です
ジョウロはハスロをとって、ホースなら中くらいのストレートで、水やりすると泥はねしにくいです
また、勢いよく出ている水を与えると、
泥跳ねの原因となり、病気感染の可能性が高くなります。
また、勢いのある水によって、葉や生長点を傷つけることにもなりかねません。
水を与える時は、株元や根が広がっているであろう場所全体に静かに水をまきます。
キュウリの根は、浅く広く広がるため、
株元だけに水を与えても、うまく吸水できない場合があります。
畝と畝の間の通路にまでしっかりと水を与えておくことで、
根の生長も良くなり、水切れを防ぐことができます。
過度な乾燥や泥跳ねを防ぐために、マルチを利用するのもお勧めです。
日中、葉の萎れが気になる場合や、病害虫予防のために葉水を与える時もあります。
そういった場合でも、キュウリの株の頭に勢い良くかけるのはやめましょう。
葉水を与える時は、霧吹きなどを使うと便利です。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方