キュウリ栽培 コツ

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キュウリ栽培のコツ

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所要時間 約 10分

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キュウリ栽培は、栽培初心者の方からすると、
難しいと感じることもあるようです

 

 

キュウリは元気に育つときと、調子の悪いときがありませんか?
キュウリ栽培で成功するために、栽培のコツをまとめました。

 

 

[キュウリ栽培のコツ]

 

 

■キュウリ栽培 コツ

 

キュウリ栽培を成功させるためには、いくつかのコツがあります。

 

基本に沿って栽培すれば、もちろん育つのですが、
知らないうちに落とし穴にはまっていることがあります。

 

あるいは、基本に沿っていたはずなのに、
いつの間にか外れてしまうこともあるでしょう。

 

キュウリ栽培の基本を確認するとともに、

コツもあわせてチェックしてください。

 

 

接ぎ木苗で良苗です

 

こちらをチェックして良苗を選びます

 

 

・良い苗を入手する
農業では「苗半作」と言われるほど、苗の状態によって、
その後の生育、収穫が左右されます。

 

キュウリの苗は、4月中旬頃から店頭に並び始めますが、
良い苗を選べるかどうかで、栽培が成功するかどうかが決まる、
といっても過言ではありません。

 

本葉が2枚~3枚の若苗で、葉がみずみずしくて色も濃く、
病害虫の被害がないもの、全体ががっしりとしているものが良い苗です。

 

他にも、ポットの底穴から白い根が見えている程度に、
根が回っているものがお勧めです。

 

あまりにも根が穴から出ているものは、
根がすでに傷んでいる可能性があるので避けます。

 

また、同じような苗が並んでいる時は、双葉がついているかどうかで、
さらに良い苗かを判断します。
双葉が残っている苗は、育苗状態がとても良く、苗の状態も良好です。

 

もし、過去に病気によって失敗した経験がある場合は、
耐病性のある品種を選んだり、
連作障害に強いといわれる接ぎ木苗を選ぶと安心です。

 

 

双葉がついている接ぎ木苗は育てやすいです

 

 

・肥沃で水はけの良い土
キュウリの実を形成している成分は、ほとんどが水分です。
栄養もそれほどありませんが、
だからといって、痩せた土地でも育つわけではありません。

 

実に水分を多く含んでいる上に、大きな葉を広げるため、
水の蒸散量が多い植物です。

 

つるが伸びて実がつき始めると、
さらに水を必要とするので、よく観察し水やりをします。

 

また定植直後から水を多く与え続けていると、過湿で弱るので、
水を欲しているかどうかは、樹勢と土の乾き具合を見て水を与えます。

 

キュウリを育てる場所の土は、水はけがよく、かつ肥沃な土が適しています。
キュウリは、たくさんの水分とともに、新鮮な空気も欲します。

 

水はけの悪い土だと、過湿によって根が傷むので、
土壌改良によって水はけを良くしておきましょう。

 

水はけが良すぎても、乾燥し過ぎるので、ある程度の水もちも必要となります。

 

 

植え付け後、仮支柱を立てておきます

 

 

・植え付け時のコツ
キュウリの苗を植え付ける時は、とにかく根を傷めないことです。
ポットから苗を取る時、乱暴に扱うと、根が切れたりして傷みます。

 

キュウリの根は再生するのに少し時間がかかるため、
植え傷みを起こすと、順調に生長できません。

 

ポット内の土をあらかじめ湿らせておき、
根鉢が崩れにくくしておくのが良いでしょう。

 

また、地上部もまだ弱々しく小さい状態なので、
風で傷がつかないよう、短い仮支柱を立てて、誘引しておきます。

 

 

黒マルチ

 

 

ワラのマルチ

 

 

・乾燥させない工夫
すくすくと育ってきて、ようやく収獲できるようになってきたら、
やはり乾燥には、気をつけるようにします。

 

実のほとんどが水分で、葉からの蒸散量も多く、
しかも気温が高くなってくると、土も乾きやすくなります。

 

キュウリの根は、浅く広く張る性質があるので、
地表近くが乾いていると、根が傷んだり、
水切れによって生育が悪くなります。

 

水やりを忘れないことも大切ですが、土に直射日光が当たったり、
地表から水分が抜けるのを防ぐため、マルチをしましょう。

 

マルチにも種類が色々ありますが、お勧めは敷きワラです。
陰を作ってくれることはもちろん、
ビニールマルチなどに比べて通気性が良いので、蒸れることが少ないです。

 

ただし、あまり分厚くワラを敷くと、ワラの内側の湿気を求めて、
キュウリの根がワラの中に伸びることがあります。

 

そうなると敷きワラの意味がなくなるので、地面が見えるか見えないか、
ワラの隙間から地面が見える程度の厚さに敷くのがポイントです。

 

 

水切れ、肥料切れに注意してください

 

 

・肥料切れを防ぐ
実の成分の大半が水分とはいえ、
たくさんの実をつけるためには、やはり肥料成分が欠かせません。

 

気まぐれに肥料を与えたり、無理に大量の肥料を与えると、
根を傷める原因となります。

 

適度な量を定期的に与えることで、
肥効の上がり下がりが少なく、安定した草勢を維持することができます。

 

粒状の化成肥料なら2週間に1回、
液体肥料なら7日~10日に1回のペースで与えます。

 

どちらかというと、液体肥料の方が、
こまめに与えられて素早く肥効も出るので便利です。

 

・性質に合わせた仕立てを行う
キュウリはどれも同じように見えて、
実は品種によって実のつき方の性質が異なります。

 

大きく分けると、節成りタイプ・飛び節成りタイプ・中間タイプの3つがあります。
育てているキュウリが、どのタイプの品種かによって、
仕立て方や摘芯のタイミングなどが異なります。

*詳しくは「キュウリ 節成り性と飛び節生り性」をご覧ください。

 

 

ネットは、要所を留めしっかりと設置します

 

 

・強風は大敵
キュウリはつるを長く伸ばす植物です。
昔は地面に這わせて栽培する、地這い栽培が多かったのですが、
スペースが限られている家庭菜園やハウス栽培などでは、
支柱やネットを使った立体栽培が主流となっています。

 

上方に伸ばして育てると、地這いに比べて風当たりが強くなります。
特に、マンションなどの高層階では、強い風が吹きやすいことがあります。

 

強い風に当たってつるを誘引したネットなどが揺れると、つるや葉が傷みます。
これが原因で病気に感染したり、急激に生育が悪くなることがあります。

 

仕立てる時に使う支柱やネットは、
できるだけ動かないようにしっかりと設置します。

 

さらに、キュウリのつるを誘引する時は、つるが自由に動かないようにします。

また、普段は問題なくても、台風や季節風によって、暴風が吹くこともあります。
防風ネットを設置したり、防風用にトウモロコシを周りで栽培するのも有効です。

 

■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方



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