T型新四葉
T型新四葉(てぃーがたしんすうよう)は、
株式会社タカヤマシード 高農交配のキュウリの品種です。
この品種は、四葉キュウリを交配してつくられたキュウリで、
四葉キュウリと一般的なキュウリの良いとこどりのような品種です。
■T型新四葉の特徴
・病気になりにくい
T型新四葉は、ウィルス病やべと病、
うどんこ病に耐病性がある品種なので、
とても作りやすく豊産性の四葉キュウリです。
病気に強いだけではなく、耐暑性にも優れているので、
夏秋栽培にとても適しています。
・草姿
飛び成り性で側枝の発生がとても旺盛です。
葉も濃い緑色でとても元気が良く、
収穫後期までしっかりと生育できる品種です。
・四葉キュウリのデメリット
四葉キュウリは歯切れが良く、おいしいキュウリですが、
変形果や尻太果がやや多く、
イボが鋭いために日持ちもしにくいと言われています。
しかし、T型新四葉はイボが小さく、
変形果や尻太果も少ない果実揃いの良い品種です。
四葉キュウリの交配種ということで、
四葉キュウリの味の良さや歯切れの良さなどの長所はそのままに、
短所を軽減させた品種となっています。
■T型新四葉の栽培のコツ
・広く栽培する
側枝の発生がとても旺盛な品種なので、
スペースを多く必要とします。
作りやすいのは地這い栽培ですが、
広くとれない時は3本仕立てとし、
株間をしっかりとって栽培を開始します。
・肥料の与え方
窒素分は追肥をメインとし、
7日~10日に1回、こまめに与えるようにします。
また、追肥ではカリ分も併用して与えるようにしてください。
・栽培スケジュール
中間地での栽培の場合、
4月上中旬~5月中旬頃までに種まきするのがベストです。
その後、約1ヶ月で定植させ、
さらに30~40日後から収穫することができます。
また、遅まきの場合は7月中旬頃からでも栽培ができます。
この場合、8月上旬には定植させ、
9月~10月末までの約2ヶ月収穫することができます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方