ミニキュウリ リル
ミニキュウリ 「リル」は、サカタのタネさんから出ている、
ウリ科キュウリ属のミニキュウリです。
小ぶりなサイズでとても扱いやすく美味な、
病害虫にも強い家庭菜園向けの品種です。
[ミニキュウリ リル]
■ミニキュウリ リルの特徴
・ミニキュウリとは?
一般的なキュウリの果実の長さは、約20センチ強です。
ミニキュウリの場合は、品種によって差はあるものの、
約12~15センチで、重さも約20~40グラムほどしかありません。
プランターやコンテナでの栽培も容易で、
食べやすく、家庭菜園におすすめです。
・病気に強い
キュウリは、べと病や褐斑病になりやすい野菜ですが、
リルは、これらに耐病性があり、家庭でも育てやすい品種です。
・食べやすくおいしい
ミニサイズのキュウリですが、一般的なサイズのキュウリと比べて、
食味が落ちず、とてもおいしいキュウリです。
子供でも食べやすいサイズなので、夏場のおやつにもおすすめです。
そのまま一本漬けにして食べても良いですし、
サラダなどにも適しています。
小さいサイズなので、加熱調理にはあまり向きません。
■ミニキュウリ リルの栽培のコツ
・土づくり
露地栽培の場合、植え付けの2週間前までに、苦土石灰約150グラム、
1週間前までに、完熟堆肥約3キロ、有機配合肥料約100グラムを施します。
その後、畝幅約100センチの畝を立て、合掌式に支柱を立てます。
種まきは、約60センチの2条植えで、株間は約50~60センチ取ります。
プランターやコンテナを使っての栽培は、大きめの鉢を選び、
株間は約40センチとります。
・種まき、植え付け
ポリポット(3号)に種を2~3粒まき、本葉が1枚の頃に1本に間引きます。
・病害虫
水はけを良くすることが病害虫防除の近道です。
やや高畝にし、多湿にならないようにしましょう。
また、下葉や6~7節目くらいまでの側枝は早めに整理し、
日当たり、風通しを良くしましょう。
アブラムシ類は葉や茎に付き、生育を阻害し、ウィルス病を媒介します。
ウィルス病にかかると厄介なので、こまめに株を観察し、
見つけ次第防除してください。
アブラムシはキラキラと光るものを苦手とするので、
シルバーのマルチフィルムが有効です。
ピクルスにしても美味しく便利です
・収穫
リルの収穫適期サイズは、果実の長さが約12~15センチ、
果実の重さが20~40グラムです。
キュウリの生育はとても早く、朝には収穫適期を迎えていないものが、
夕方に収穫適期を超えてしまっていることも良くあります。
そのため、最盛期には朝と夕方の1日2回収穫するようにし、
とり遅れないようにします。
特に草勢が弱まってしまった時は果実を若どりし、
株を回復させることを優先します。
・追肥
追肥は、一番果収穫頃から開始します。
目安としては、1株あたり5~6本の収穫をしたら、
1回追肥を施すくらいのペースで与えます。
・収穫後の管理
収穫後は水気を良くとり、ポリ袋に入れて野菜室にて保管します。
冷蔵庫での保管は冷やしすぎとなるため、必ず、野菜室で保管してください。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方