フェルナンデス
フェルナンデスは、キュウリの品種名です。
フェルナンデスというと、安藤美姫さんの元カレのハビエル・フェルナンデスや、
サッカー選手、楽器メーカーなどが思い浮かびますが、今回紹介するのは、
家庭でも育てやすい病気に強い露地栽培用のキュウリです。
フェルナンデスの特徴と栽培のコツをご紹介します。
■フェルナンデスの特徴
・フェルナンデスの由来
フェルナンデスは、スペイン語やポルトガル語の姓であるため、
主に人名で使われています。
しかし、今回はキュウリの品種名として使われています。
いったい、何故なのでしょうか?
ここから先は、私の予測ですが、「フェルナンデス」という品種名は、
「増える なんです」というダジャレのようなものから生まれたのではないでしょうか。
たしかに、病気に強いだけあってフェルナンデスは収量も高いです。
・耐病性が極めて高い
いろいろな病気に耐病性をもつ品種が増えてきています。
家庭菜園で育てる上で、病気のかかりにくさは、とても重要です。
フェルナンデスは、うどんこ病、べと病、褐斑病に耐病性をもち、
これらの発生が極めて少ない品種です。
また、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス、通称「ZYMV」に対しても、
抵抗性品種となっているので、安心して育てることができます。
・果実
果実の色合いは濃く、表面はツヤが感じられます。
収穫したキュウリの果実の形も揃いが良く、秀品率が高いです。
サイズは、一般的なキュウリと同等のサイズで、約21~22センチです。
シャキッとした食感で、美味しく食べられます。
■フェルナンデスの栽培のコツ
・栽培スケジュール
一般的な露地栽培に適しているので、家庭菜園においても、
特別な資材などは必要なく、支柱を立てての立体栽培に適しています。
普通の露地栽培では、4月下旬頃~6月中旬頃までに種まきします。
その後、5月下旬~7月中旬頃までに定植させて、
6月下旬頃から9月上旬頃まで収穫できます。
抑制栽培にすれば、8月中旬~11月頭まで時期をずらして収穫できます。
詳しいスケジュールは、フェルナンデスのパッケージを見てみてください。
・栽培方法
一般的なキュウリ栽培に準じます。
・栽培の注意点
下位5節目までは、雄花、雌花、側枝を早めに除去するようにします。
それでも、草勢が極端に弱かったり、活着不良を起こしているときには、
10節目くらいまでの雌花を除去して様子を見ます。
・追肥
追肥は、主枝の雌花が開花したタイミングまたは、
キュウリの果実が肥大しはじめた頃を目安にはじめます。
その後は、10~14日に1度、遅れないよう、早め早めに与えます。
液体肥料を使って、水やりの代わりに与えるのも良いでしょう。
・水やり
フェルナンデスに限らず、キュウリという野菜は水分を好みます。
多くの水分でできているキュウリ栽培に水切れは厳禁です。
とくに最近の日本の夏は、異常気象で極端に暑い日が続きます。
水切れには充分に注意して、しっかりと根に水分がいきわたるようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方