はるさき
はるさきは、神田育種農場のF1品種です。
夏に強い耐暑性をもった品種で、
夏~秋の栽培に強く、とても美味しいキュウリです。
はるさきの特徴と栽培のコツをご紹介します。
■はるさきの特徴
・ブルームの少ないキュウリ
キュウリ栽培の方法や品種を検索していると、
良く「ブルーム」という言葉が出てきます。
このブルームとは、果物や野菜の表面に出る白い粉上のもので、
熟した新鮮な果実に多く出ます。
とくに分かりやすいのはブドウです。
ブドウの果実の色は紫色ですが、
表面が白く粉っぽくなっているのを見かけたことはありませんか?
あれが、ブルームです。
新鮮な果実である証拠なのですが、
消費者から見ると「農薬のように見える」と、
見た目の悪さを指摘されることが多い特徴です。
キュウリはブルームレスキュウリと呼ばれるツヤのある、
イボなしキュウリも増えてきています。
はるさきは、ブルームレスキュウリではありませんが、
ブルームが少ないツヤのある果実をしていて、見た目も良く、
とても美味しいキュウリです。
収穫適期サイズは約22センチで、果実の揃いが良いのも特徴です。
■はるさきの栽培のコツ
・株姿
葉は濃い緑色で中くらいのサイズの葉です。
生育が良く、初期から枝の伸びが良いですが、
混みすぎずスッキリした草姿になります。
スタミナのある品種なので、
収穫後期までしっかり収穫できます。
また、節成り性の強い品種なので、
なり戻りも多く安定して収穫ができます。
・仕立て方
主枝と側枝2本の3本仕立てがおすすめです。
3~6節目までの側枝はとり、
主枝と4~7節の側枝を2本残して伸ばし、支柱に絡ませていきます。
主枝はだいたい180センチほどの高さで摘芯します。
・生育後期の管理のコツ
生育後期の管理のコツは、半放任で育てることです。
こうすることによって草勢を弱めず、
生育の良いままをキープして栽培することができます。
しかし、混み合いすぎると病気になってしまったりなど、
生育に悪影響を及ぼしますので、混み合っている場合のみ、
適度に摘芯・摘葉を行ってください。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方