つやみどりパワー
つやみどりパワーは、トキタ種苗店のキュウリの新品種です。
トキタ種苗店には、根強い人気を誇る「つやみどり」という品種があり、
今回紹介するつやみどりパワーは、つやみどりの後継品種です。
”パワー”と名付けられたつやみどりの後継品種は、
どのような点に優れたキュウリなのでしょうか?
■つやみどりパワーの特徴
・つやみどりとの比較
つやみどりと大きく異なる点は、耐病性の高さです。
つやみどりも、べと病やうどんこ病に強く、生育がとても良いので、
育てやすいキュウリとして人気でしたが、つやみどりパワーは、
それを上回る耐病性があります。
つやみどりパワーは、つやみどりのうどんこ病、べと病への高い耐病性に加えて、
ウィルス病のZYMVと、ウィルス感染による急性萎凋病に強くなりました。
近年、キュウリ栽培におけるウィルス病の被害がふえてきています。
ZYMVに強い品種がふえてきていることからも分かるように、
その被害は大きく、深刻化してきてもいます。
病気が重症化しやすいのがウィルス病の感染ですので、
これからキュウリ栽培をはじめるのであれば、
必ず、対策しておきたい部分です。
つやみどりパワーは、パリッとして旨いです
・果実
果実の色も鮮やかな緑色で、歯切れがよく、
食味も良いキュウリです。
・安定した栽培が可能
生育中盤になっても、子づるや孫づるの発生が良く、
安定した収量を得れます。
梅雨明け後、日本の夏は暑いため、収量が下がったり、
秀品率がおちることがありますが、つやみどりパワーは、
梅雨明け後も、良果を安定して収穫できるのが魅力です。
■つやみどりパワーの栽培のコツ
・種まきの適期
種まきの適期は、4月上旬~8月中旬頃です。
・栽培のポイント
1節~6節目までの子づるは摘除します。
7節目以降は1~2節止めとし、孫づる以降に関しては、
生長点を3本ほど残すようにします。
・基本的な栽培方法
基本的な栽培方法は、つやみどりと同じです。
水切れと肥料切れに気を付けて栽培しましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方