夏のめぐみ
夏のめぐみは、タキイ種苗株式会社より出ている品種です。
以前は、夏のめぐみよりも早く収穫ができる、
春のめぐみという品種も販売されていたようですが、
今はその品種はなくなってしまったようです。
ただ、商品としてはまだ少しだけ残っているようで、買うことはできます。
品種がなくなるまでは、春のめぐみから、夏のめぐみへ、
リレー栽培するのがおすすめとされていたようです。
夏のめぐみの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[夏のめぐみ]
■夏のめぐみの特徴
・色濃く秀品率が高い
色がとても濃く、秀品率も高いので、
直売店などに出荷する農家の方にも人気の品種です。
味も良く、収量も多いので、育て甲斐があります。
・耐病性に優れている
べと病、うどんこ病に強く、つるもちが良いので、
長い間、安定した収穫が望めます。
・栽培管理がしやすい
葉が小さく、立ち性なので、管理がしやすいです。
整枝しやすく、葉も混み合いにくい性質です。
■夏のめぐみの栽培のコツ
・育苗
育苗中は、乾燥・過湿を避け、丈夫な苗を作りましょう。
初期生育を良くするため、やや若苗(本葉2.5枚~3枚)で定植させます。
・畑の準備
元肥はやや多めが適しています。
1㎡あたり窒素30~35グラム、リン酸35~40グラム、カリ25~30グラムが目安です。
・畑の管理
夏のめぐみは、初期からやや強めに栽培するのがコツです。
整枝は、下から7節目までの側枝、雌花を早めに除去し、
それ以降は、1~2節で摘芯していきます。
追肥は、収穫開始ごろから初めて、
それ以降、7~10日に1回、肥料切れを起こさないように定期的に行います。
病害虫には強い方ですが、予防はしっかり行い、
初期防除を徹底して行ってください。
もろきゅうにすると、おいしさがよくわかります
・収穫
夏のめぐみの収穫平均果長は、約21~22センチです。
キュウリは収穫適期を逃すと大きくなりすぎ、食味がおちてしまいます。
上記のサイズはあくまでも平均果長なので、収穫ができない時など、
大きくなりすぎてしまうことが予想される場合は、
早どりして、株を疲れさせないようにしましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方