プチット
プチットは、株式会社 ときわ研究場のイボなしミニキュウリの品種です。
このときわ研究場は、昭和32年に白イボキュウリ「ときわ」を育成し、
全国に普及した後、キュウリを専門に研究・育成してきた会社です。
ときわ研究場では、プロの農家さんがハウスなどの大型資材を用いて
栽培できる品種と特別な資材を用いず、
家庭でも簡単に育てることのできる品種を分けてそれぞれ育成しているので、
プロの方にも一般の方にも支持を得ています。
今回紹介するプチットは、暑さにも病気にも強いミニキュウリで、
家庭菜園でも育てやすい人気品種です。
■プチットの特徴
・ミニキュウリを育てるメリット
小型に改良された品種は、使い勝手が良く、余らせることなく使い切れます。
特に少人数のご家庭では、大きなキュウリを1日何本も食べることができないので、
折角栽培しても余らせてしまうことがあります。
ミニキュウリならば、食べきれる量を収穫し、
使うことができるので、ムダなく、とてもエコです。
また、肥料分や土も少なく済み、畑のスペースも小さくできます。
収穫までにかかる日数も少なく、家庭菜園初心者の方にも、おすすめです。
・プチットとは?
1月まきで主枝70パーセント、
5~6月まきで50パーセントほどの雌花着生率があります。
側枝も1~2つほど果実がなります。
小さい果実ですが、葉は大きく、非常に生育が良いのが特徴です。
収穫適期は、果実の長さが約12~13センチです。
■プチットの栽培のコツ
・初期生育を安定させるために、地温を保ち、
充分な肥料、水分を含んだ土地で栽培しましょう。
・子づるは、1~2節目で摘芯し、孫づる以降は、
3本ほど放任してそのまま伸ばします。
・追肥は1つ目の果実の肥大を見ながら与えていきます。
追肥の際は、しっかり水やりも行ってください。
・夏の生育が旺盛な時期は、日当たりを良くし、
風通しを良くするため、摘葉が必要です。
・キュウリ栽培は、水切れ、肥料切れを起こさせないことが最大のポイントです。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方