うどんこ病に強いキュウリ
うどんこ病に強いキュウリは、
特性がそのまま品種名につけられているサカタのタネのキュウリの品種です。
たくさんあるサカタのタネさんの品種と比較しても、
うどんこ病に強いキュウリは特に病気に強い品種です。
特徴と栽培のコツをご紹介します。
[うどんこ病に強いキュウリ]
■うどんこ病に強いキュウリの特徴
・うどんこ病に強い
その品種名からも分かる通り、うどんこ病への耐病性に着目してつくられた品種です。
もちろん味もおいしく、病害虫に強い分、長く収穫できるので、
家庭菜園初心者の方にもおすすめできる品種です。
・地這栽培ができる
キュウリは露地栽培で、合掌づくりの支柱を立てて栽培するのが一般的ですが、
うどんこ病に強いキュウリは、地這栽培にも適した品種です。
何故、支柱を使った露地栽培が一般的なのか?
というとキュウリが湿度に弱く、病気にかかりやすいからです。
支柱を使って風通しを良くすることで、多湿を防ぎ、病気にかかりにくくする、
というのが一般的なキュウリの栽培方法です。
つまり、地這栽培に適している品種は、病気に強い品種ということになります。
また、真夏の栽培に焦点を当てれば、
支柱を使った露地栽培よりも、地這栽培の方が適しています。
台風などの風の影響を受けにくく、
真夏でも元気なキュウリを収穫できます。
うどんこ病にかかったキュウリ
■うどんこ病に強いキュウリの栽培のコツ
・基本的な育て方
うどんこ病に強いキュウリの育て方は、一般的なキュウリと同様です。
子づるの発生も良く、支柱を立てずとも、たくさんの収穫を得ることができます。
・うどんこ病について
うどんこ病は、白い粉のような斑点(胞子)が葉についてしまう病気です。
うどんこ病が蔓延すると光合成が上手くいかなくなり、
最後には株ごと駄目になってしまう病気です。
うどんこ病はカビ菌なので、主に多湿が原因で起こります。
うどんこ病に強いキュウリは、地這栽培ができることからも分かるように、
多湿に強いので、うどんこ病への耐病性が強く、作りやすいです。
しかし、うどんこ病は、乾燥しすぎてもかかってしまうことがありますので、
適度な潅水は、一般的なキュウリ栽培同様、必須です。
うどんこ病に強いとは言え、葉に白い斑点が見られたら、
すぐにその葉を摘み取り、蔓延しないように充分注意してください。
うどんこ病にきく殺菌剤には、ベニカグリーンVスプレーや、
ベニカマイルドスプレーなどがあります。
・収穫
うどんこ病に強いキュウリの収穫適期サイズは、約21~22センチです。
大きすぎず、小さすぎず、適度なサイズ感なので、とても使いやすいキュウリです。
収穫後は、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をとり、
ポリ袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保管します。
キュウリは鮮度が命なので、冷やしすぎない野菜室に入れた後も、
なるべく早めに食べることをおすすめします。
キュウリのシャキシャキ感とタコのプリプリ感がたまりません!
・食べ方
うどんこ病に強いキュウリは、サラダ、漬物、酢の物などに使うことができます。
モズクやワカメ、メカブなどの海藻類との相性が抜群です。
それらと合わせ、ミョウガなどの薬味を乗せれば、とてもおいしい一品ができます。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方