うぐいすキュウリ
うぐいすキュウリは、一般的なキュウリと比べて、
やや色の薄い黄緑色をしたキュウリの品種で、ときわ交配の商品です。
半促成栽培、雨避け栽培、ハウス抑制栽培、露地栽培と、
各種作型に適応し、3月~8月中旬頃まで種まきをすることができます。
うぐいすキュウリの特徴と魅力、育て方のコツをご紹介します。
[うぐいすキュウリ]
■うぐいすキュウリの特徴
・雌花着生
主枝雌花着果率は、3月~5月の種まきで60~70パーセント、
7月まきで、30~40パーセントで、節成り性が高い品種です。
低温期の側枝も節成りで、各節1~2つの果実をつけます。
・病気に強い
キュウリがかかりやすい病気は、べと病、褐斑病、うどんこ病の3つの病気です。
うぐいすキュウリはこれらの病気に強く、とても育てやすい品種です。
・清涼感のあるうぐいす色
基本的に生食で食べることが多いキュウリなので、
皮の色がそのまま食卓の彩りに通じます。
一般的な青々とした緑色のキュウリも夏らしく、
夏バテなど食欲不振になりやすい季節にピッタリですが、
うぐいすキュウリはさらに清涼感が感じられ、食欲をそそります。
うぐいすキュウリ単品としてもとても色鮮やかですが、
一般的なキュウリと一緒に使用すると、より鮮やかになります。
夏に食べやすい冷やし中華の具材としてもおすすめです。
■うぐいすキュウリの栽培のコツ
・追肥
うぐいすキュウリは良く着果するので、早め早めの追肥が必要です。
速効性の肥料は根を傷めやすいので、
緩効性の肥料をこまめに与えるのが大切です。
粒状の肥料ならば、マグファンプ。
液体肥料ならば、ハイポネックスの300~500倍液がおすすめです。
・病害虫
害虫は、アザミウマ、アブラムシ、コナジラミ、ハモグリバエなどに注意します。
うぐいすキュウリは、耐病性の高い品種ではありますが、
うどんこ病、べと病、褐斑病には十分注意してください。
・収穫
割とキュウリはデリケートな作物です。
秀品率を高めるためにも、早めの収穫を心がけてください。
また、収穫と同時に摘葉を行い、葉が混み合いすぎないように注意します。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方