美白王子 C)株式会社埼玉原種育成会
美白王子は、株式会社埼玉原種育成会のキュウリの品種です。
新品種として登場したこの品種は、乳白色のキュウリがなる白キュウリで、
非常に珍しいものの、家庭菜園でも育てやすい品種です。
■美白王子の特徴
・乳白色のキュウリ
近年、白キュウリの品種は増えてきていますが、それでもまだ珍しいです。
この美白王子の他ですと、ホワイティ25やラリーノホワイト、
イタリア野菜のメッツォなどが白キュウリの品種として人気があります。
乳白色や白キュウリと呼ばれますが、色は真っ白ではなく、
やや緑がかった色をしていて、とても鮮やかです。
同じ野菜に例えるならば、美白王子はセロリの色に近いです。
爽やかさが感じられるグリーンなので、普通のキュウリといっしょに並べるとより綺麗です。
・食味は?
緑色のキュウリも、白色のキュウリも、さほど、食味は変わりません。
美白王子は、種子が少なめで、とても食感の良い美味しい品種です。
浅漬けの他、サラダ、野菜スティックなどに適しています。
■美白王子の栽培のコツ
・適作型
露地栽培の場合は、4月下旬~8月まで種まきが行えます。
埼玉原種育成会のHPにおいても、露地家庭菜園向けとの表記があり、
とてもおすすめの作型です。
ハウス栽培の場合は、3月~8月まで種まきが行えます。
しかし、単位結果性が低いため、高温期にミツバチを使用しないのであれば、
ハウス栽培には適しません。
・雌花率
主枝の着果率は、約30パーセントです。
側枝への着果率は、約60~70パーセントですが、
1節目は、ほぼ100パーセントの確率で着果します。
・草勢
草勢は強く、ガッチリとした株に育ちます。
茎葉もしっかりとしていて、葉も厚みがあり、濃い緑色になります。
・耐病性
キュウリがなりやすい褐斑病(かっぱんびょう)の抵抗性をもちます。
・収穫
1~2果ずつ成り、100グラム、約21センチがとり頃です。
株が疲れてしまうので、やや早どりを心がけましょう。
■参考
・キュウリ 種からの育て方
・キュウリ苗 枯れる
・キュウリ 地植えの育て方
・キュウリ プランターの育て方